薬に縛られない正しい選択 伊庭聡

2021年9月4日(土)、広島市西区の楠木会館に薬剤師の伊庭聡さんをお迎えし、薬との関わり方、薬のリスク、健康について幅広く語っていただきました。

伊庭聡

ここにその時の講演の概要を記します。
皆様方の健康維持、増進のためにお役立てください。

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みなさんこんにちは。
兵庫県宝塚市で市会議員をしている薬剤師の伊庭聡ともうします。

伊庭聡

私は両親が薬剤師で、小学校6年生の時に脳内出血で入院しました。
両親が薬剤師なので、幼い頃から体調が悪い時は薬を使うのが当たり前でした。
ある時頭が痛いので薬を飲んだら、吐いて意識を失って病院に運ばれてしまいました。
診断は脳内出血、これは薬の副作用ではありません。
けれど薬を使っていたがために、脳内出血になっていることに気づくのに遅れてしまいました。
脳内出血は本来は激しい頭痛のする病気ですが、痛みに我慢できる子どもであったことと、頭痛薬で痛みが抑えられていたことで、発見が遅れて危ない状態にまでなっていました。

この経験から、薬は所定の服用方法を守っていればいいというのではなく、正しいタイミングで、正しい人に届けなくてはいけないのだということを学び、それがキッカケで薬剤師を志すようになりました。
約六年間大学で薬を学び、これで求める人にその人に合った薬を届けられると思いましたが、現実は違いました。
僕は六年間、たんぽぽ薬局という関西、東海、中部地方を中心に百数十店舗展開している有名なチェーン薬局に勤めていました。
僕の勤めていたその薬局は、家の近所や商店街の中にある薬局ではなく、大病院のすぐ前にある薬局です。
大病院の前には薬局がたくさん並んでいます。
そしてその中でも最も入り口に近いところにしか出店しないというタイプの薬局だったので、毎日患者さんが百人、二百人、多い時は三百人近い方が来られる薬局にいました。

年間三万、四万、五万件の薬の処方をしている中でこんな経験がありました。
それは福井県の小浜市にいる時でした。
ある糖尿病の患者さん、インシュリンという血糖値を下げる注射を使っている患者さんでした。
つい最近インシュリンを新しいタイプのものに換えたら妙に調子が悪く、ふらつき、異常な空腹、冷や汗、意識を失う、そんな副作用を一日に五回も六回も起こす、
また寝ている時に起きることもあるので、朝起き上がることができないという患者さんでした。
これは低血糖症状というもので、インシュリンを使っている人に時折起きるものです。
今の医学では、この低血糖症状は起こせば起こすほど体に大きな負担がかかって血管や臓器がボロボロになり、 血糖値を下げるための注射なのに、結果として副作用で身体がボロボロになってしまうというものです。

本来なら医学の世界では、一回でもそういう状態になったら薬の量を調整しなければならないのに、その方は五回も六回も起こしています。
これはヤバいと思って先生に電話させてもらいました。
これは新しいインシュリンに換える時に、先生が量を調整するのを忘れていたということが分かる処方箋だったんです。
昔の処方箋は先生が手書きしていましたが、今はパソコンのエンターキーを押すだけで自動的に書き上がるものになってしまいました。
なので先生によっては、薬は換えても量は前の薬のまま続けて入力してしまうということがあり、こういったトラブルは全国的にかなり多いのです。
けれど患者さんはそのことを訴えないし、医師は間違いだとは言わないし、薬剤師も公表しないのでみんなの耳に入ってこないだけで、薬の量の調節ミスで苦しむ人は全国にたくさんいます。

で、その方もそういったケースだと考えられたので病院に電話しました。
すると電話に出た先生は、
「それはたぶん主治医の先生が薬の量の調整を忘れていたんだよ。けれどその薬を換えるとか、量を調整するといったことは自分の口らは言えません」
という医師の言葉でした。
なぜならその処方した先生は今この場にいないし、その処方を変更することは、その先生の治療方針にケチをつけるとになるので自分にはできないとのことでした。

それを聞いた時に、病院というのは患者さん第一ではなくて、まずは自分たちの人間関係や地位を大事にするということが判断でき、その時は自分も患者さんが苦しんでいるのに量を調整してあげることができないので、
「今日はこのまま帰ってください。次の病院にかかった時に、そこの先生に相談してください」
という返事しかできませんでした。
その時は僕もサラリーマン薬剤師、雇われの薬剤師であって、医師に刃向かってはいけない、薬局のルールに逆らってはいけないということが擦り込まれていたのでそのようにしましたが、その時になぜ自分は薬剤師になったのかを振り返ったり、この世界はおかしいぞということに気づき始めて、自分でいろんなことを勉強し直してみたり、自分でやっていることを客観的に見つめ直してみました。

そしたら非常に怖いことに気づきました。
大学の薬学部では、薬には効果と副作用というブラス、マイナス両面があり、効果の方が大きかったら使った方がいいと習い、僕もそう信じてきました。
けれど実際に現場に出ると、効果がないことを作っているメーカー自身が認めているものを使っていたり、後で紹介しますが、骨のお薬なのに「骨が折れる」と説明に書いてあるものも存在します。
そういったことに気づいてインターネットで情報発信したり、仕事が終わった後でセミナーを開いて伝えていくうちにYouTubeの発信もどんどん広がり、それが会社に見つかり、「会社をやめるか今の活動をやめるかどちらかにしろ」と言われ、会社を辞めて今のようにフリーの薬剤師として活動するようになりました。
そして今は北海道から鹿児島まで様々な場所でお話をさせていただいています。

この話を聞いてくださった方の中には、それまで薬を減らすことについてまったく耳を傾けなかった両親が薬の量を減らしてくれたとか、そういう声も聞こえてくるようになりました。
そして今は市議会議員という立場でもっと地域、行政に対してアプローチしていこうと活動しています。

みなさんがお薬のことを聞く時は誰に聞かれますか?
職業などをお聞かせください。
「薬剤師」「医者」 ・・・
どこの会場でもお医者さんと言われる方が最も多いです。
あとは看護師とか、自分で調べる方はインターネットと答えられます。

医師や薬剤師と答えられる方は多いですが、医師や薬剤師に薬のことを聞いてはいけません。
なぜなら、彼らはほとんど薬のことを知らないからです。
多くの医師、薬剤師は勉強をしないということを覚えておいてください。

みなさんこの会に参加されるのにお金を払われましたね。
書店で本を買う時にもお金を払いますよね。
そしてお金を払うから、損をしたくないからそこから何かを学ぼうとしますよね。
けれど医師、薬剤師はそういった学ぶということがほとんどありません。

僕が薬剤師として勤めていた時、製薬会社から新薬が発表される時は、近くの大きなホテルの大宴会場を借りてスライドを使ったりした新薬の説明会があり、その後はそのホテルの宴会場で飲み放題、食べ放題のパーティーがありました。
その後は遠距離でも使えるタクシーチケットも手渡され参加費ゼロ円、すべての費用はメーカーが負担してくれます。

その勉強会では、当然自分たちの薬のいい情報をメインで紹介します。
薬ですから当然副作用の説明もしますが、そこは浅い内容です。
眠気が出ますよ、ふらつきが出ますよ、便秘とか下痢になりますかね、程度のものです。
けれど例えば後で説明する認知症の薬でアリセプトというものは、発売された時はすごく盛り上がって、製薬メーカーも臨床に効くということですごく勧めたんですが、実際はとある物質が入っていて、説明書には効果がないと書いてあります。

ところが効果がないということは勉強会では言いません。
当然その薬を使ってもらうためのものですので。
基本的に医師、薬剤師が学んでいることは、製薬メーカーが用意した知識だけで、医師、薬剤師は薬のことをほとんど知らなくても仕事ができてしまいます。

実際に自分たち薬剤師が現場で働く時も、あまり薬のことを学んでいなくても、前と同じ内容の薬が出るので、同じように渡していけばいいよという流れで始まります。
ですから薬のことは出しながら覚えていくというレベルです。
目の前の薬剤師は無知な可能性があるので、みなさんの方が薬に詳しいかもしれません。
医師はこの病気にはこの薬といった程度しか学ばないので、その薬がどういったものかはほとんど知りません。
ですから学生の時でもその程度しか学ばないのに、現場に出るようになったら患者さんとの対応でいっぱいいっぱいで、ますます学ばなくなってしまいます。
その中で唯一の勉強の場が製薬会社の説明会で、タダで飲み食いでき、タクシーに乗って帰れるから行こうかといって、そこで少し勉強した気になっているといった程度です。

私は大手薬局に六年間いた時は、人事部採用課という新入社員を引っ張ってくる仕事もしていました。
そこで接した学生はほとんどやる気がありません。
薬剤師としてこうなりたいという志を持った人はほとんどいません。
給料と有給と、自分の家から近いといった理由でしか来ません。
全員ではないですがほとんどがそうで、医師もまた親が医者だからとか儲かるからといった理由でなる人がほとんどです。
ですから患者さんのために何か学ぼうという人はほとんどいません。

そして製薬会社の説明会学ぶのは向こうが用意した都合のいい情報で、特に新しいものになればなるほどメーカーにとって都合のいい情報で、免許を振りかざしてみなさんと接し、俺が言うんだから正しいといった態度で接しているというのが現状です。
だからこそ僕は「これが悪い」ではなく、製薬メーカーが語らない説明書に載っている薬の事実というものをを知ってもらい、自分で判断できるようになっていただきたいのです。

医師、薬剤師が無知だということもありますが、知っていてあえて言わないということを知ってもらいたい、そしてその方法をお伝えしたいと思います。
それに薬剤師は患者さんにウソをつきます。
これには理由があります。
例えばこれから紹介する認知症の薬の説明書に「認知症に効果がある」と書かれていても、患者さんには伝えません。
それは当然ですね、様々な副作用の説明とともに認知症自体に効果がないことを伝えると、患者さんは誰も飲みたいとは思わないですよね。
それで飲まないと、次回医者に「薬飲んでますか?」と聞かれた時、「薬剤師に言われたので飲んでいません」と答えると、医師から薬局にクレームが来ます。
実際、僕が薬局にいる時にも何度もクレームが来ました。
「たんぼぼ薬局さん、その敷地から出ていっていただいてもいいんですけど」
みたいなことを言われて脅されたり、白衣を着た病院の薬剤師が調剤監査と称して圧力をかけたり、薬局は病院に対して立場的にとても弱いんです。

こういったことがすべてではありませんが、そういった人たちが一定割合いるという事実と、薬局と病院との距離が近ければ近いほど、そういった強者、弱者の関係になってしまいがちです。
それは今の薬局が病院の処方箋によって成り立っていて、近くの病院が威張っている薬局に行ってはいけないと言われたら経営できないからです。
なので医師へのご機嫌取りというのが大切になってきます。

ですから先ほどのインシュリンの量が間違っているということに対しても、ストレートに「インシュリンの量が間違っていますから直してください」なんて言うと一発で怒られるので、こんな風に言います。
「先生、ご存知だとは思いますが、一日一回朝食後に飲む○○というお薬は一回一錠ということになっているので、この99錠というのを一錠に戻させてもらっていいですか?」
というふうにお聞きします。
一錠99日分を99錠99日というようにむ明らかに間違っているものを、医者に対して間違っているとは言えないので、「ご存知だとは思いますが・・・?」としか言えないのが、現在の医者と薬剤師との関係です。

何十年も前からチーム医療というものをやっていきましょう、医師と薬剤師がそれぞれ専門知識を活かし合った関係にしていきましょうとはなっていますが、実際はそうではなく、権力関係、人間関係に随分コントロールされています。
だからこそ僕はみなさんにその事実を知っていただくために発信し、その事実を身に付ける方法をお伝えしています。

薬の情報を身に付けるにはいろんな方法があって、最も身近なのはインターネットで調べることで、スマートフォンで見ることができます。
まず「アリセプト 添付文書」というのを検索しました。
この添付文書というのが薬の説明書のことです。

これがメーカーがその薬の効果、副作用、どういった試験をしたかまで細かく載っているものです。
医師、薬剤師は、この添付文書をしっかりと読んでからでないと、その薬を使ってはいけないということになっています。
けれど今の医師、薬剤師はこれをほとんど読んでいません。
先ほど言ったようなメーカーの用意した都合のいい説明会に行けば、だいたいの使い方は分かってしまいますので。細かいことを知らなくても仕事ができてしまいます。

添付文書の中には専門用語で書かれていて、よく理解できないところも多いかもしれませんが、自分が飲む薬に関しては、是非しっかりとこれを読んでいただきたいです。
これは製薬メーカーが言っているものに、独立行政法人がその情報にウソがないかをチェックをし、厚生労働省が発行するという第三者機関によって作られる公的で信頼性が高いものです。
現実を見るとウソもあって、これが絶対に正しいということはありませんが、まずはこれを基本にしていただきたいと思います。

このように一番上の「アリセプト錠5mg/アリセプト錠10mg/アリセプト細粒0.5」をクリックしていただくと見ることができますが、このままでは読みにくいので、PDFファイルとしてダウンロードして印刷して読んでいただきたいと思います。

では、このアリセプトのPDFファイルを開いてみます。

これは以前は薬局に行かなければ手に入らなかったのですが、今はネットから入手可能です。
これは100錠に一枚とかの割合で添付されるもですが、これを患者さんが読むと薬を飲まなくなってしまうので、以前勤めていた薬局では入社して最初の研修で、これを患者さんに渡さないようにと教えられました。
けれど今はスマホで簡単に見ることができます。
文書のデータ容量も数百キロバイト程度ですので、通信量の心配もありません。

この添付文書には販売開始日が記載されています。

この添付文書と病気の増え方を、厚生労働省のホームページから調べて比べてみてください。
認知症の患者数が急激に増えた年とアリセプトの販売開始年が一致しています。
相関関係があるかどうかの事実は分かりませんが、ご自身の目で見て確かめてください。
この薬が発売されてから急激な勢いで増えていて、統計の専門家によると、今流行のコロナ以上のパンデミックだとのことでした。

アリセプトは「アルツハイマー型、レビー小体型認知症治療剤」と書いている通り認知症の薬です。
認知症の薬として一番最初に出て、認知症の人はみんな使いたくてたまらなかった薬です。
僕らも薬学部で、これは認知症の薬であると習いましたが、認知症を治す薬は存在せず、この薬も認知症の進行を抑制する効果しかないので、一日でも早く薬を飲ませてください、飲み忘れがないように指導してください、あるいは予防がてら飲ませてくださいと習いました。

そうやって習って現場に行った僕は、現場の患者さんに認知症の進行を抑制する薬だから一日一回しっかり飲んでくださいねと伝えました。
そしてただしこれは下痢とか吐き気とか胃腸にとても負担のかかるものなので、はじめは少な目で少しずつ量を増やし、少量でも調子が悪くなったら相談してくださいと伝えるようにしていました。
けれど実際はこのように書かれています。

ちなみに医師、薬剤師はこの部分は絶対と言っていいぐらい読みません。
添付文書自体ほとんど読まれませんが、特に「注意」と書かれたところはほとんど読まれません。
一般の人にとっては注意事項は大切ですが、医療人にとっては注意事項よりも、この薬がルール通りに使われているかどうかが大切です。
一日一回何ミリグラムという量さえ守っていれば、ルールさえ守っていれば、それで患者さんがどのようになろうと関係ありません。
ルール通りやって副作用に吐き気、下痢と書いてあるのだから、あなたに吐き気が出るのは当たり前です、ということです。

この薬は認知症を治す効果はなく、抑制するための薬だと言いましたが、このところには分かりにくい日本語ですが、「進行を抑制するという成績は得られていない」と書かれています。
つまり抑制効果も未確認だということです。

けれど項目11には副作用について詳しく書かれています。

つまりこの薬は、認知症の薬としての効果は未確認だけれども、副作用はありますよ、ということです。
薬すべてがこういったものではありません。
けれど認知症の薬はすべてこういったものですので、もし身近で認知症の薬を飲んでいる方がおられたら、その薬について調べてみてください。
同様のことがどこかに書かれています。

月に一度医療の専門家を招いて勉強会を開いていますが、兵庫県のひょうごこころの医療センターに認知症治療専門の外来があって、そこにお勤めのトップのお医者さんが、この薬は効果がない、これを出している医者はヤクの売人だと公言されています。
メーカーの開いた勉強会でも同様のことを言って、だいぶ顰蹙をかっておられるそうです。

この添付文書レベルでは分からないのですが、より詳しい情報を調べていくと、アリセプト以外の認知症の薬には、他殺、殺人、・・・つまりこの薬を飲んでしまったがために周りの人を殺してしまったという報告が上がっているんです。
それでその先生は勉強会で薬としての効果はなく副作用がたくさんある殺人薬だというスライドにしたら、さすがにそれだけはやめてくださいと止められたそうです。

それぐらい添付文書からたくさんの情報を読み取ることができます。
特にうつ病の薬など精神に関する薬はかなりヤバいことが書かれていますので、調べてみてください。
うつ病の薬には効果がないということが書かれていますし、先ほどの骨の薬も調べてみてください。
顎の骨が腐るとか、耳の骨が腐るとか、骨が折れるとちゃんと書いてあります。

その添付文書はすべてが正しいわけではありません。
ではどこが正しくてどこが正しくないのか、それは添付文書だけではなくすべてに通じることです。
ポジティブ(肯定的)な情報は、お金や人間関係の問題でウソの可能性があります。
薬の有効率等の客観的数字も、実験方法や見せ方によっていくらでも操作することが可能です。
例えば論文があれば普通は信用できると感じますが、実はそうではありません。
論文でもいろんな操作が可能で、先日一緒だった京都の先生がたくさんの論文を書いている方で、その先生が、その気になれば「コーラが体にいい」という論文すら作成可能とのことでした。

それは二つのグループを作り、一方はコーラを飲み、もう一方は水分を一切摂らないようにします。
するとコーラだけを飲んでいるグループの人たちは死にはしませんが、水分を摂らなかった人たちは死にます。
その結果「コーラは体にいい」という結論が作れてしまいます。

僕の薬学部の卒業論文は、たくさんの論文を読んでまとめるだったので、ひたすら世界中の論文を読みました。
そして教授のところに書いた論文を持っていったら、「この参考にした論文は中国のものだけど、裏は取った?」とか論文の信憑性について細かく問われました。
そして調べてみると、実験段階でインチキをしてたものがたくさん出てきます。
そんなものがいっぱいあって、それを元にテレビで偉そうに論じている人たちがいたりします。

なので論文情報は簡単に作れてしまい、そのすべてが正しいわけではありません。
だからこそ、発信者にとって都合のいいポジティブ(肯定的)な情報はあまり信頼することができず、大切なのはネガティブ(否定的)な情報です。

たくさんお金をかけて説明会を開いて、そこで「認知症の薬として効果がありません」とは言いませんが、そのことが添付文書には書いていて、これは事実です。
わざわざ売れなくなる情報など書きたくないじゃないですか、だからネガティブ情報は信憑性が高いんです。
ですから添付文書の「副作用が起こる」と書かれていることは真実です。

その副作用の起こる可能性もパーセンテージで示されています。
けれどこれは実際よりも低めになっています。
なぜならばこれは実験段階で得られたもので、管理されている人たちに現われたもので、臨床の現場では他の薬を服用していたり生活が不規則だったりするので、副作用が出る確率はもっと高くなります。

添付文書に書かれている以外の副作用が起こることもあります。
けれど最低限ここに書かれている副作用は起こる可能性は確実にあるということです。
特に厚生労働省が出しているネガティブ情報は間違いなくひとつの指標になります。

添付文書を穴の開くほどしっかりと読んでみてください。
するとこのアリセプトなら、体の中でどのような働きをするかということも書いてあります。
意味の分からない専門用語があるかもしれませんが、その単語だけでも再度グーグル検索してみてください。
すると抗ガン剤は農薬と同じであるということが分かったり、アリセプトだったら地下鉄で昔使われて大問題になったサリンと同じ成分だということが分かります。

では、サリンと同じ認知症の薬を飲みたいかと聞かれると、飲みたくはないですね。
また向精神薬を調べると、麻薬や覚醒剤と体の中での働きは一緒だということが分かります。

骨の薬にフォサマックというものがあり、その添付文書を調べると、骨粗鬆症薬と書かれています。

骨粗鬆症薬の方は骨が折れるのが怖いのですが、この文書には効果は骨粗鬆症薬と書かれていますが、副作用には、このように「大腿骨転子下、近位大腿骨骨幹部、近位尺骨骨幹部等の非定型骨折」と骨が折れるということが書かれています。

この破骨細胞という言葉が分かりにくいですが、これを調べると、骨には常に造り続ける働きと壊す働きが起こり続けています。
これは皮膚の新陳代謝と同じです。
この薬は、骨の壊す働きを止めてしまいましょう、そうすると骨を造る働きしか残らないので、骨が頑丈になるでしょうと考えたのです。
これが西洋学の間違った考え方です。

みなさん右手を挙げてみてください。
そしてその右手首を左手で締めてみてください。

グーッと締めていくと右手の先はどうなっていきますか?
血が止まったり痺れたりして、さらに続けると壊死しますね。
その手の先に、血の流れが悪いから血流をよくする薬を使いましょう、痺れ止めを使いましょう、壊死するなら栄養剤を入れてしまえ、・・・腐っちゃった、なら切りましょう。
こういうのが西洋型の考え方です。

この骨を壊す働きを止めるというのも同じ考え方で、そうなった原因をまったく考えていません。
骨が造られるだけなので骨が頑丈になると考えたのですが、古い骨が残ってしまうので折れやすい、骨が腐るということになってしまいます。

つまり西洋医学とは手首が締ったまま薬を使い続けるといったもので、本来は右手首を締めている左手を離すべきなのです。
残念ながら西洋医学はこういった考え方を学んでこなかったのです。

抗ガン剤だって同じです。
調べてみると抗ガン剤の副作用はガンと書かれています。
睡眠薬の副作用は不眠と書かれています。
うつ病の副作用はうつ、自殺と書いてありますら。
ですからそういったことがあっても、奇跡的に薬の効果が現われたりする人がいるのも現実です。
なので薬を使うのがよくないとは言いませんが、使う前に正しい知識を自分で調べて理解しておいて欲しいということです。

どの薬を使っては絶対にいけないということはありません。
僕の場合、娘が結婚ということになり、その結婚式前日に高熱が出て動けなくなったら、僕はどんな薬を使ってでも結婚式に参加します。
みなさんの選択だと思います。
自分の次にやりたいことや人生の目標を考えて、それが薬の持つ副作用のリスクとどうかということを見極めてください。
大事なのは自分の選択で、何かあったら国や医師が責任を取ってくれるといったことは一切ありません。

その自分の選択の中で、キチンと世の中に結果として出ているものがあります。
一般的に長寿の方は、何かのこだわりとともにご自分の信念というものがあり、その信念に基づいて生きている人は長生きです。
世の中に白と黒のものがあるとして、もし悪い方の黒を選択したとしても、それがご自分の信念の元によく考えて選んだものだとしたら、それは限りなくグレーに近づくという結果が出ています。
もし過去に服用した薬のせいで今何かが現われているとしても、それを改善できる方法はいろいろあるので、そういったことに目を向けていきたいと考えています。

まずは公的な情報にしっかりと目を向け、そこから正しい知識を得るようにしてください。
それだけでも様々な情報が手に入ります。
そこからご自分の信念に基づく正しい判断をしてください。

こんなに薬のことを知らないのは日本人たけです。
僕が薬局に勤めている時は、外国の方もたくさん来られました。
その方たちは日本語は上手じゃなくても、薬のことはすべて自分で書けて、副作用のことも知っているし、スマホで薬の情報を取り出せたりするのが当たり前なんです。

では日本人はと言うと、お医者様を信じていればいい、薬剤師を信じればいい、病院を信じて薬を飲めばいいというふうになり、後になって後悔するというようになっています。
是非みなさんはそうならないように、添付文書でしっかりと情報を取っていただきたいと思います。

僕は薬がすべて悪いと言っているわけではありません。
現在薬を飲んでいる方が、急に薬を止めることで一気に状態が悪くなることも考えられます。
薬をなくしていく上では、専門家と相談しながらということが重要です。

ではどうかれば薬に頼らない生活ができるのかをお話しします。
そういった相談を寄せられる方は、たいてい「何を食べたらいいですか?」「どういったものを飲んだらいいですか?」といったことを言われます。

○○病には××を食べればいい、□□には△△でデトックス(解毒)できるとか、そんなことをよく聞きますが、たぶんその情報もウソではないと思います。
けれど僕は「○○には××さえ食べてればいい」と断定的に言われる方は間違いだと思います。

世の中は○○ダイエットとか□□食事法とか、いろんな種類の食に関する健康法がありますが、それらを実践する前にしなくてはいけないことがあり、それに気づかない、またしないために多くの人が困っています。
それはアイザック・H・ジョーンズ先生という世界の要人とか芸能人とか一流の方たちを専門で診られてるお医者さんが方がおられ、その方も提唱されていることです。

みなさんカーナビをイメージしてみてください。
そのカーナビで分かるものは何でしょうか?
目的地、経路、所要時間、ガソリンスタンドの場所、・・・いろいろありますが、それらすべてを知る最も元になるものは現在地はどこかということで、この現在地を理解することが最も大切です。
病気の予防法も健康法も、まずは自分の現在地を知ることから始めなければなりません。

自分にはどんな方法が合っているか、自分にはどんな食事が必要なのか、普通の保健医療の病院では無理ですが、そういったことを調べてくれるサロンや診療所も最近は増えてきています。

牛乳は体にいいか悪いかいろんな意見がありますが、日本人は牛乳を体内でなかなか分解できないということがあります。
けれど人種によってはそれができる人たちもいるということも事実です。
海苔や海藻も同様で、日本人にとっては分解、吸収しやすくても、そうではない人種の人たちもいます。
グルテンもまた同様で、つまりまずは自分の体に合うものを理解しなくてはいけません。

そういったことを調べる機械があり、指導が付いているかどうかで違うのですが、検査料一万円から数万円でできると思います。
メタトロンとかニュースキャンとかイメディスとかで調べていただくといろいろ出てきます。
これで自分の体に何が合うか合わないかが分かります。

ちなみに以前僕が調べてもらって体に合わないと出てきたものは、当時好んで飲んでいたものでした。
ウイスキーでした。
お酒は好きで、飲み過ぎるのは体に良くないということは分かっていましたが、それは自分の選択です。
アルコールを楽しむという選択をするのなら、他の部分で気を使わなくてはなりません。
もしウイスキーを飲むという選択をするのなら、一番はストレスにならないということが大切で、ウイスキーを飲む時はしっかりと楽しむことを心かげています。
ウイスキーを悪いものと思って飲むと楽しめないので、僕は割り切っています。

自分の状況が分かると対処できます。
いろいろ調べると、僕はウイスキーを飲む時は生姜と一緒だといいという結果が出ました。

人によってはアイスクリームがよくないと出る人もいれば、健康的と思われるお米が引っかかる方もおられます。
お米がひっかかる人は、たぶん糖質制限をするととても健康になれるでしょう。
その何が合うか合わないかは遺伝的要素や様々なことが関係しますので、自分ではなかなか分かりません。

それはこういった機械で調べることがでますし、またひとつの指標として、ご自分の生まれ育ったところから三里四方で採れるもの、自分の足で歩いて行ったところで採れるものは、身土不二で、自分合う可能性が高いです。
動物は自分の動ける範囲のものしか食べないですね。だから健康です。
だけど人間は、食べ物を輸入、運搬できるから、自分たちで採ることのできないものも摂ってしまいます。
だから体に負担がかかってしまい、添加物とか人工物はその典型です。

まずは自分の現在の状況を知ってください。
今は食材の話をしましたが、他にも自分の現状を知る方法はいろいろあります。
何かの病気を治したい、デトックスしたい、様々な相談が寄せられた時、僕はまず始めに必ず睡眠について質問します。
睡眠の質は、すべての健康の軸となる大切なものだとお話しさせてもらっています。
でもみなさんはあまり睡眠の質にはこだわられませんね。
睡眠に質は関係ないと考えられる方が多いと思います。

ご自分の睡眠の状態を把握していない方が多く、三日寝ていないと言われる方が実際は毎日ウトウトしておられたり、寝不足を訴える方が十分寝ておられることもよくあります。
実際に睡眠薬を抜く相談の際は、睡眠ノートをつけてもらい、睡眠時間を可視化するようお願いしています。
すると睡眠薬を飲んでいた時も抜いた後もほとんど一緒なんです。
こういった形で書くことで見えることがあり、こうして現在地を知ることもできるんです。
睡眠の質を計ることはとても大切ですので、みなさんも是非ご自身の睡眠の質を計ってみてください。

今はケイタイの無料アプリで睡眠の質を計るものがあります。
これはスマホを枕元に置いて計るものなので、電磁波の影響が心配な方は対策をしてください。
iPhone用にはとてもいいアプリがあり、Androidの方は少し質が下がります。
iPhone用の「スリープマイスター」、このアプリは有料のものもありますが、無料版で十分です。
Androidには同じようなものがたくさんあり、どれでもほとんど差がありません。

これはスリープマイスターの画面です。
これで睡眠の質の波が分かり、下の方を見ると自分の点数とか、寝返りを何回打ったか、いびきのことも分かります。

一人で寝ている方は是非チェックしてみてください。
どなたかと寝ている方は計れませんので、専門機関で診てもらってください。
Androidも同様のものがありますので探してみてください。

この波を見てレム睡眠、ノンレム睡眠ということがテレビとかで言われますが、あれは真っ赤なウソです。
睡眠周期は個人差があり、90分周期で一定ということはありません。

寝る時に気づいたら寝てしまっているというぐらい寝付きのいい方は、不眠症で疲れが溜まった状態です。
実際は15分ぐらいで眠れるのが理想タイムと言われています。

僕も布団に入ったら三分以内で寝てしまい、気づいたら朝という感じです。
すぐ寝入る人の全員が睡眠の質が悪いということはありませんが、それは睡眠というより気絶に近い状態かもしれません。
それもチェックしてみると分かります。
実際、セミナーで寝つきがいいと言われる方に睡眠の質を計っていただくと、半分ぐらいの人は悪かったりします。

睡眠の質が上がると、睡眠時間が短くてもよくなります。
もし睡眠時間が三時間でも、睡眠のスコアーが百点満点なら、その方の睡眠は300点ということになります。
100×3=300です。

八時間睡眠の方でも、睡眠の質が50点、40点、30点とかになると、三時間睡眠の方よりも眠れていないということがあったりします。
睡眠不足は肥満、認知症、・・・様々な病気の原因となり、睡眠の質がしっかりと上がると腸の調子もよくなり、腸の調子がよくなるとデトックスがしっかりとでき、いろんな健康にいいものを摂るよりもよくなる可能性が高いのです。

他にも現在地を知る方法はあります。
朝トイレに行って便の状態を診ることも大切です。
水に浮くかどうか、形は、臭いは・・・とかいろいろとチェックでき、自分の腸の調子が分かります。
その腸の調子を診て、悪かったら腸の調子を整える必要があり、それも気づきです。

様々な病気やウイルスが恐ろしいと思うかもしれませんが、まず大切なのは、それらに罹らないことです。

みなさん風邪とは何でしょぅか?
くしゃみ、咳、発熱、鼻水、寒気、・・・様々な症状があります。
風邪というのは、肺がんでもない、インフルエンザでもない、あれでもないこれでもない、・・・いろんな病気の検査をしても当てはまらない、それでも様々な症状が出ている、原因が分からない、これが風邪です。
だからインフルエンザは昔は風邪だったんです。
インフルエンザウイルスというのは発見されていなかったですから。

ですからコロナも風邪じゃないですか?
原因はよく分かっていませんが、何らかの症状が出ているんですから。
定義に合わせると風邪だというのが僕の考えです。

その風邪に効く薬やワクチンを作ることができたらノーベル賞だというのは昔から言われています。
でもそれは誰も作れていませんし無理なことです。

ですから最も大切なの免疫力を高めることで、そのために現在地を知り、自分は何を食べ何を摂るべきか、睡眠の質を知ったり腸の調子を知ったりすることです。

一般の病院ではやらないですが、現在はいろんな検査機関で腸の調子を調べることが容易になり、尿検査などでできるようになりました。
それで腸の中の善玉菌、悪玉菌の割合も分かり、自信のあった方でも実際は悪玉菌が多かったという方もおられます。
自分のことはなかなか分かりませんので、いろんな検査をして客観視することは大切です。
客観視することで自分の生活を見直すキッカケになります。
何事も薬に頼る人は自分で考えることをしなくなってしまいます。

西洋の薬、生活習慣病の薬が発明されることによって、人は自分の生活を見つめ直す必要がなくなってしまいました。
生活を改めなくてもいいよという許可をもらってしまいました。

糖尿病の薬インシュリンを使うことで見た目上の数字がよくなってしまうので、自分の生活を変えなくてもいいんです。
けれど血糖値が上がっているというのは、自分の生活を見つめ直してくださいというサインです。
暴飲暴食しているんじゃないの?
休養が足りないんじゃないの?
筋力が低下しているんじゃないの?
そういった気づきを与えてくれて、いい生活習慣を取り戻すチャンスを与えてくれているんですよ。
糖尿病になったことが喜ぶべきこととまでは言いませんが、自分の生活をワンランク上げるキッカケだったりするんです。

血圧も同様です。
今の医学では高血圧はただ怖いということになりますが、けれど例えば特に高齢者の場合、高血圧は脚の筋力低下が大きな原因のひとつです。
脚は第二の心臓と呼ばれ、脚の筋力が弱ければ血液をしっかりと押し出すことができません。
下から上に向かって血液を押し上げる力が低下しているので、心臓がその分強く血液を押し出しているんです。
それを薬の力で血圧を下げてしまうから全身に血が回らなくなって、認知症とか、目の病気とか、禿げとかにつながります。

いろんな症状は、自分自身、自分の生活を見つめ直すキッカケです。
そういった意味では今回のコロナもひとつの気づきなんです。

このツイッターを見てください。

今の小学生たち、こういった生活をしたことがない子どもたちがいるんですよ。
コロナ禍がはじまって二年近くになり、默食が当たり前で過してきた一年生などからすると、給食の時間に楽しくお喋りしたことがなくて、こういったことが当たり前になってしまっているんです。

コロナは怖いものという考え方が先行し、西洋医学的な考え方でその場しのぎのことをやってしまって、そんな人たちが世の中の中心になってしまい、子どもたちからこんな声が上がってきています。

僕はよく言うんですが、修学旅行が歴史の教科書に載るんじゃないですか?
だからみなさんが症状や病気に対する考え方を変えなくてはいけないんです。
風邪、発熱、・・・発熱っていいものですか悪いものですか?
いいものですよね。
けれどこれを悪いものだと考える人が多いから、解熱剤を乱用するんですよね。

これは僕の主観ですが、コロナが流行るようになってから、風邪薬のCMは圧倒的に減ったと思います。
変に使われると危険だと分かってるからCMを減らしたんですね。
でも一般の人の多くは熱は下げるものと思っているから熱を下げてしまいます。
けれど熱は体内の菌やウイルスを殺してくれるる免疫反応です。
鼻水は異物を出す自分のための行為です。

高い血糖値、血圧、頭痛だってそうです。
頭痛は無理な生活をした時に起こります。
これは体が悲鳴を上げてるんです。休めと。
ここに耳を傾けなければいけないんです。
自分の体の中にアドバイザーがいます。
それが症状という形で出て、それは敵ではないんです。

今回のコロナもいい流れとは言いませんが、何か気づけるものが来たんだなと思っています。
○○食事療法とか、予防というものに引っ張られるのはいいんですが、その中で争うようなことが三四年前頃にはよくありました。

以前糖質制限のセミナーに講師として呼ばれました。
そこでのランチ風景としてステーキを食べてる動画がセミナー中にネットに上がり、それが炎上してしまいました。
マクロビとかの健康法は菜食で、その人たちがネット上でケンカをしだして、僕のセミナーが終わったらコメントが500件もあり、肉食主義と菜食主義とで言い合いになっていました。

今はコロナの問題でどう考えてもおかしい人たちがいて、それに対して予防医学を食事から伝えようとしている人たちが、ひとつになるキッカケになっているように感じています。

病気や症状をどう考えるか、その考え方を変えなくてはいけないよというのが僕の考えです。
その考え方を変えるだけで一気に生活は変わっていきます。
でもこれは症状だけではなく、起こった事実の見方を変えることも大切です。

一年ぐらい前、妻と娘と三人で兵庫から和歌山に車で向かっていました。
その途中で後からトラックに思いっ切り追突されました。
それで家族はどうもなっていなくて、車もなんとか修理しなくても走ることができる状態でした。
だから僕はラッキーだと思いました。
その後向こうはドライブレコーダーが付いていたし、相手側の100パーセント過失なので、車が前よりもキレイなじ状態になりました。
それはとてもラッキーなことですが、これを悪いことだと思って不平不満ばかり考えていると、その人にいいことが起こるでしょうか?

人の思いや考え方は身体にとても大きな影響を与えます。
自分の話す言葉がどのような影響を与えるかを知ってもらいます。

ネガティブ(否定的)な言葉を言い続けた時と、ポジテイブ(肯定的)な言葉を言い続けた時とでは、相手に押された時の体のふらつきが違います。

ネガティブな言葉を唱えると体は弱くなってふらつき、ポジテイブな言葉を唱えると強くなって体がしっかりとしてきます。

言葉や思いはこれだけ大きく体に影響が出るんです。
これは量子力学の世界でも結果が出ていて、水の分子構造にも影響が出て、ポジティブな言葉を投げかけると水の分子構造はキレイに整い、ネガティブな言葉だと乱れてボロボロになるんです。
これは卵でも生ものでも同じで、いい言葉をかけると腐りにくくなって発酵するんです。

たまごポーロでシェアNo.1の竹田製菓という会社は、製品を保管する倉庫でいい言葉をスピーカーから流し続けているそうです。

ひとつの言葉、ひとつの事実をネガティブにとらえて生活すると、自分にものすごくマイナスになります。
さらにはネガティブな言葉を聞いているだけの人も、話している人と同じく押されると弱くなるんです。
ですから長寿の人たちは、みんなで集まった時にポジティブなことを言い合っているんです。
その言葉で話し合い、笑い合い、一緒に食事をする、これが一番の健康の元なんです。

先ほど見ていただいた子どもたちの默食、あれは不健康な道を進んでいます。

過去に対して不安や否定的な思いを持つことはよくありません。
○○は起こらない、・・・「○○ない」という言葉は、人間は脳科学的に処理できないんです。
子どもが走り回っている時、「走っちゃダメよ」「走るな」と言っても絶対に走ります。
けど「廊下はゆっくり歩くものです」と説明すると歩くんです。
これが言葉の使い方のポイントです。

これは統計で出ていることです。
遠方から来た人に、「帰り道、事故をしないよう気を付けてね」と言葉をかけると事故率は上がります。

「○○ない」ということは処理できない、それを体験してもらいます。
では、今から「黄色いポスト」をイメージしないでください。

・・・みなさん、できましたか?
イメージしてしまいましたよね。
人間の脳というのはそうなっているんです。

○○してしまった、○○が心配だという方も、それに囚われることなく、「それでも私は大丈夫」「それでも私は健康だ」、そう考えるようにしてください。

考え方を変え、習慣を変え、生活を変える。
マザーテレサは言っていました。
「考え方を変えれば運命まで変わる」

今日学んだことをひとつだけでもどなたかに伝えてください。
伝えることで復習となり、自分の身に付きます。
伝えようという課題があるからちゃんとするんですよ。
24時間以内に、・・・一日経つと人間は忘れてしまうんです。
そしてそれができれば、薬のいらない世界になります。
医療費が減り、医療というものを変えることができる。
子どもたちに明るい未来を残すことができる。

そのために今日は基本的な話をさせてもらいました。
もっと専門的なことを知りたい方は、YouTubeグーグルで伊庭聡で調べてみてください。
またLINEは毎日いつも見ていて、毎日150件ぐらい来る質問にも答えていますので、みなさんもメッセージを送ってみてください。

今日はみなさんが、自分と周りを変えるキッカケとなり、そして国を、世界を変える気づきとなる、そんな話をさせていただきました。

どうもありがとうございました。