広島県でも最も雪が多くて山深い北広島町、昔の芸北町に、素敵な佇まいの民宿かみおかがあります。
ここですごく美味しい自然派ご馳走ランチが食べられるということで、彩の和さん訪問の後、その脚で訪ねました。
建物の外観も内部もとてもキレイで、清潔感あふれる素敵な造りです。
予定時間より少し早めに着いたので、コーヒーメーカーやお菓子などが用意されているソファーでしぱらくくつろぎました。
今日のお目当てはこの山のご馳走ランチ、豊かな自然で育まれた地元のお野菜と魚は日本海の浜田漁港で捕れたものです。
彩りのいいお料理がキレイな器に盛りつけられています。
食材にはとてもこだわっておられ、どれも口の中でとろける美味しさです。
キノコも松茸よりも貴重な香茸とか・・・ひとつひとつ解説とともにいただくと美味しさ、有り難さ倍増です。
お料理は上の写真の他、コーヒー、デザートとして名物の古代米のおはぎ、芸北特産のリンゴ、そして最後に炊き込みご飯も出していただき超満足です。
古代米のおはぎはお土産用もあり、ワンパック4個入り600円です。
豊かな自然環境の中、素敵でキレイな建物、味も彩りも抜群の料理を提供してくださる民宿かみおかですが、ここの最高の魅力はなんと言っても料理を提供してくださる“肝っ玉お母さん”である小川秀子さんです。
料理の解説から始まって日々の出来事まで、二時間ぐらいいろんなお話を聞きしましたが、時間が経つのがあっという間でした。
民宿かみおかは先代からずっと続いていて、正確な歴史は分からないほどだそうです。
芸北周辺には以前はスキー場が八ヶ所あったのが今は二ヶ所で、スキー客は減ったものの、インバウンドの外国人観光客や子どもたちの団体が通年で訪ねてこられます。
最近は小・中・高校生ともに広島への修学旅行は、平和公園や宮島を訪ねて向こうで一泊し、もう一泊はここ北広島町で民泊というパターンがあるとのことで、その子どもたちの声がとても楽しいものです。
都会の子どもたちは夜の暗闇というのを体験したことがなく、山間の田舎で満天の星空の下、漆黒の闇が広がることに感動するそうです。
何事も体験することが大切ですね。
野菜の収穫を子どもたちと一緒にして野菜の名前当てクイズをしても、ネギの名前すら分からない子もいるとか。
けれど「誰が一番大きな大根を引き抜くかな?」といった感じて競争してもらうと、みんな喜んで収穫に精を出すそうです。
自分で採った野菜を食べると美味しいでしょうね。
採れたてのジャガイモでフライドポテトを作ると「カルビーより美味しい!」と大喜びだそうです。
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こんな素敵な体験ができたら子どもたちも幸せでしょう。
そんな喜びの声がハガキや手紙で届き、そんな時はどんなに忙しくても必ず返事を書かれるとのこと。
芸北地区はお年寄りも多く、コロナ禍以降は宅配の仕出しも行っておられます。
これから増えていくお年寄りの方たちにも心配られていて、「子ども食堂」ならぬ「お年寄り食堂」を開きたいと語っておられました。
芸北地区には冒険起業家で有名な植田紘栄志(ひさし)さんがおられ、彼が経営するぞうさん出版の本もたくさん並べられています。
ぞうさん出版からは養老孟司先生の本が出ていて、養老先生が芸北に来られた際は民宿かみおかに泊まられたそうです。
民宿かみおかのテーマのひとつが、手放す、デトックスです。
これからはそのためのイベントも積極的に行っていきたいとのことで、12月15日には貴重な蜜蝋を使ったキャンドルワークショップが開催されます。
最新の情報は民宿かみおかのインスタグラムでチェックしてみてください♪
入り口の前で、小川秀子さん(左)とお嬢さんの赤木真美さん(右)の写真を撮りました。
楽しい一時をありがとうございました😊
帰り道、車で10分ほどの芸北ぞうさんカフェに寄りました。
楽しい一日は過ぎるのが早いですね🩷
お腹も心も超満腹です😌
その後で見かけた幸運の虹🌈、今日は超ラッキーデーでした😇
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