20180609 伊庭聡 講演内容

6月9日(土) 薬を使わない薬剤師 伊庭聡さんの講演内容

・伊庭さんは薬を使っていたために、脳内出血になったのに気付かなかった。薬剤師になり、大病院の前で6年間調剤薬局で働いてきた。インスリンをいつも使っている患者さんが新しい薬に変えた時、症状が悪化した患者がいたので、大学病院の先生に相談したところ、薬を処方した先生を批判することになるため、処方した先生でないと薬の変更ができないと言われた。
そこで、薬のことを勉強しはじめると、いい薬やいらない薬があることがわかって来た。
国家予算のうち医療費(薬代)がかなりの割合を占めている。
クスリはリスク、でなく、クスリは毒であることを知って欲しい。
・風邪薬は体に悪いか?
症状は熱、鼻水、咳、寒気、喉が痛い。
自分の体が自分の体を治そうとしている症状。熱冷ましを使うと治りにくくなる。花粉症の薬も同様。アクセルを踏みながら、ブレーキを踏んでいる状態。薬を使うと副作用が出てくる。風邪薬でスチーブンスジョンソン症候群(顔の粘膜が炎症)を起こす人がいる。難病として指定されており、治す方法がない。頼らない方が治りがはやいということを知って欲しい。総合風邪薬を使わず1つの症状を抑えるクスリにする。でも、鼻水を抑えるクスリは危ない。脳に関与するヒスタミンを抑えるクスリ。(眠気やフラフラするクスリ)PL配合顆粒を使用すると認知症になる。65歳以上には使うなと医学誌に書いてある。
・飲んでいる薬の調べ方
ネットでPMDAを検索する。
医療従事者向けを選ぶ。
添付文書(薬の説明書)を読む。
アルツハイマー用の薬アリセプト(薬剤名)を検索して添付文書を開く。アルツハイマーとレビー小体型認知症に効果がないと書いてある。さらに、怒りやすくなり、凶暴化すると書いてある。薬剤師は警告や禁忌のところしかみていない。
自分が飲む薬を検索し、副作用のところを読んで下さい。日本人は医師、薬剤師に頼りきっている。海外の人は自分で検索して読んでいる。アリセプトは1回目の治験は不合格で2回目にかろうじて合格した。そのほかの認知症の薬は合格していないのに認可がおりている。
~15:30

(休憩)

・絶対に飲んだ方がいいという薬はあるか?
生活習慣病である血圧、コレステロール、糖尿病、骨なと。
血圧は血流と血管抵抗(硬さ)で決まる。血管抵抗を柔らかくする薬はない。血圧を下げるイコール血流を下げる。頭に血を回すために血圧が上がっている。
認知症や白内障などに繋がっていく。
基準値はウソ。年齢ブラス90~100で良い。クスリを飲むと血流が悪くなり結果として血栓ができてしまう。
・減塩は間違い。塩をちゃんと摂ってミネラルを補給しなくてはいけない。減塩系の調味料は使ってはいけない。イオン交換膜法と書いてあるものは悪い。天日干しは良い。

呼吸を大事にすることを意識して下さい!!

・口で息をすると交感神経を刺激するので、よくない。鼻で息をすると副交感神経を刺激してリラックスできる。せめて食事の前に鼻で呼吸を整えて下さい。
3番目が食事!
2番目は水 !!
1番目が呼吸!!!
・糖質制限は産婦人科医が編み出した。妊娠中はインスリンを使いたくなかったので、糖質制限を一時しのぎでしていた。糖質制限は言われ始めて10年そこらなのでまだデータがない。
・水の話
水の質を上げるか水を飲む。30キロ当たり1リットル必要。体重計に乗ることが重要。筋肉の量がわかる体重計ならさらに良い。まず現状(体重と必要な水の量:お茶やコーヒーは除く)を知り、目的地を設定することが大事。
・呼吸の仕方
8秒で鼻から吸い、4秒呼吸を止める
8秒で鼻で吐き、4秒呼吸を止める
これを繰り返す。(無理をしない)
目を瞑り、鼻で呼吸をして、数を数えることに集中するとやりやすい。
・コレステロールの薬は不必要
ウサギに高脂肪食を与えると心臓にダメージがあった。ウサギはそもそも卵を食べない。(牛乳は人体に悪い)HDLは善玉、LDLは悪玉として言われているが、LDLも必要。
コエンザイムQ10はミトコンドリアをしっかり仕事をさせる栄養素。スタチン系は飲めば飲むほど血糖値が上がる。
横紋筋融解症は全身の筋肉が溶ける。だから、コレステロールの薬はいらない。
・糖尿病
インスリンを投与すると自分の体がインスリンを出さなくなる。二型糖尿病の方が20年経つと一型糖尿病になったが、食事を見直したら糖尿病が治った。まずは食事を見直すことが大事。クスリを使うことは今の生活を見直さなくなるので、もっともっと悪くなる。インスリンは使えば使うほど腎臓が弱ってくる。糖尿病は栄養失調なので、食事を見直してミネラルを取る。
・骨の話
骨の薬でフォサマクという薬を飲むな。だこつ壊死。骨の代謝を止める。骨を壊す機能を止めてしまうので腐ってしまう。骨は折れるもの。転倒しないように足腰を鍛える方が重要。足首が硬いつま先立ちをする。かかと歩きをする。普段の生活の中でいつできるか。歩き方、膝を曲げないでかかとをつけ大股出歩く、腕は後ろに引くことを意識する。足腰が鍛えられ転びにくくなる。

最後に、症状は自分の体の状態を教えてくれているものである。だから、原因は自分でわかるはず(?)
今日学んだことを継続するために、家族や知り合いに伝えようと努力すると、自分の理解が進み、さらに自分の周りの環境までが変わってくる。

Q&A
・朝、血圧が高い時どうすれば良いか?
測る人、場所、が影響する場合がある。
血圧より血管年齢(質)を良くする方が大事。まず、普段の血圧を知っておいて下さい。
・自転車をこぐ運動をすると200を超える。しばらくすると130くらいまで下がる。病院に行く方が良いか?
心配なら一度病院に行って安心を得たらどうか?
・栄養で気をつけること
糖、脂肪、タンパク質、繊維、ミネラル、ビタミンの六角形をしっかりと取ること。バランスが取れていないと、水が入っているオケを考えてみるとわかりやすい。何か1つ足りないとそれが健康に影響する。日本人はビタミン、ミネラル、繊維が少ない人が多い。
・日本のサプリは効果がない理由
ピタミンC作るときに3000mgあれば製品になった時0でも良い。作るときが法律で決まっている。海外のサプリは製品
糖質が重要。
・食事で気をつけること
白い糖質は避けること。
白米一膳分で角砂糖17個分ある。
添加物を避けましょう。
食物でダメなものは、白米、小麦粉(安いパンは悪い小麦粉を使い)、油(トランス脂肪酸、ショートニング)、牛乳:骨がスカスカになる。
・噛むことが大事
前歯を使って噛み切る、八重歯で噛む、奥歯ですりつぶす。
30回噛もうとするとストレスになるから前歯を使い、ゆっくり食事をすれば良い。会話をしながら楽しく食事をすれば良い。
・あったかい物を先に飲み、体を準備させ胃腸の調子を整える。
・家族に宣言するのもいい。
・子供がアレルギー体質
免疫が良くなっているか分からない。
アトピー体質が良くなるか不安。
食事療法は3ヶ月して改善しなかったら止めること。サプリも同様。
アレルギー系は乳製品、トランス脂肪酸に気をつけるとよい。
可能ならオーガニックにする。
・睡眠の質を測るのはアイホンアプリがある。「Sleep Master」
睡眠時間8時間質20%なら160点
4時間でも質が90%なら360点