山根酒店

山根醤油

日本食は世界で最も優れた健康食と言われていて、それを支えるのが味噌、醤油、漬物といった良質の植物性発酵食品です。

けれど近年日本の食卓は西洋化が進み、発酵食品を摂る機会が減り、またその発酵食品自体も昔からある醸造過程を経た“生きた菌”が摂れるものではなく、化学的に造られた工業製品のようなものが多くなっています。

広島市のほぼ北端に位置する白木町ののどかな町に、昔ながらの良質の醤油を造っている山根酒店があり、肌寒さを感じる二月の終わりに訪ねてきました。
場所はJR芸備線の志和口駅からほど近いところで、お店の前には昔は賑わっていたであろう志和街道が通っています。

山根酒店

山根酒店は名前の通り以前は造り酒屋を営んでおられましたが、今は酒蔵は閉じ、醤油の製造一本で活動しておられます。
現在の店主である山根雄介さんは五代目で創業110年、立派な酒蔵は今も昔のまま残っています。

山根酒店 酒蔵 山根醤油 酒蔵

現在流通している醤油の85%は輸入品の大豆の絞りかすである脱脂加工大豆を主原料とし、そこにアミノ酸、、甘味料である甘草、サッカリン、アスパールテーム、酸味料としてのクエン酸、保存用のアルコール、色素としてカラメル、出し殻コーヒーなどを加えて商品としています。

山根さんは以前看護師として働いていた時にひどいアトピーに悩まされ、ステロイド薬の効果と弊害を体験し、その時に食の大切に気付き、家業を継ぐ決心をされました。

そして自分がやるからには本当にいいものをという思いで最高の醤油造りを目指されています。
原材料は有機栽培で造られた大豆と小麦、塩はメキシコの天日塩、火入れを行っていない生の醤油なので、なるべく低温で保存しなければなりません。

山根酒店

その味は、一度味わってみると他の醤油との違いは明らかです。

シンガーソングライターの十輝くんも山根醤油の大ファンで、なんと特製ラベルの醤油まで造ってもらわれました。
清水十輝くんのFacebook

大好きになってしまった山根酒店の
「やまねのしょうゆ」
大豆の生きてる味がして
無添加、ナチュラルで
ご自身で瓶詰めされてて
何よりゆうすけさんとそのご家族が好き!!

山根酒店 清水十輝

山根醤油はこだわりの高品質ながら薄利のリーズナブルな価格です。
ですから一般小売店に卸すことなく、山根酒店の店頭か各地の販売イベントでのみ購入可能です。

そのイベントの案内は、山根雄介さんのFacebookページで紹介されていますので、是非チェックしてください。
山根雄介 | Facebook

 山根酒店
 広島市安佐北区白木町秋山2440

そしてその豊かな味わいを堪能し、ご自身の健康増進にお役立てください。

日本の食文化、発酵文化を守る山根酒店の発展を祈念いたします。

<レポート 酒井伸雄>