ええじゃん 在留外国人生活支援

ええじゃん

今現在世界各地で紛争が起こり、難民として祖国を離れざるえなくなった人たちが多数おられます。
そういった難民の方たちを含め、日本に来て言葉の壁などで生活に困っている外国の人たちを支援する活動を続けているのが廿日市市にある市民グループええじゃんです。

市民グループええじゃん

ええじゃんの主な活動範囲は廿日市市を中心とし、広島県西部全域に及びます。
在留外国人の数は廿日市市だけでも1300人以上、その多くが不安定な在留資格で生活全般様々なサポートを必要としておられます。

けれど行政サービスは一律で、それぞれの個人や家庭の問題にまでは立ち入ることはなく、多くの方は不安を抱えたままで暮らしておられ、それを生活レベルから支えていくことを目的としています。

その支援内容は微に入り細に入り、詳細はええじゃんのホームページを見るとよく分かります。
各種言語に対応し、就労、日本語学習支援、生活のあらゆる面での悩み相談に応じています。

また日常の悩み相談だけではなく、大きな災害が起こった時の避難方法など、実際の訓練を含めた支援なども行っています。

<2011年5月28日 中国新聞>

2011年5月28日 中国新聞

 

ええじゃんの活動内容を幅広く知っていただく目的で、2022年6月22日から26日まで、廿日市市のはつかいち美術ギャラリーで「多文化共生カラフルはつかいち展」というパネル展が開かれました。

ええじゃんの活動

活動の記録、メンバー紹介、各種資料が数多く展示されています。

多文化共生カラフルはつかいち展

ウクライナ紛争をいかに解決するかは今現在世界全体に課せられた大きな課題で、広島県内には紛争前から七十数名のウクライナ人が在住し、紛争後はその数が増えてきています。
その現状をウクライナの写真パネルの前で代表の栗林克行さんが訴えてくださいました。

ええじゃん代表 栗林克行さん

「日本一の移民の町から日本一の共生の町へ!」
「お互い様!」と心を開く「はつかいち」でありたい。
我々市民で出来ることだけはやっても「ええじゃん!」

混沌とした世界情勢の中、えいじゃんの活動意義は今後ますます高まっていくものと思われます。

 

<2012年5月25日 中国新聞夕刊>

市民グループええじゃん